生理中に使う下着として、最近有名になってきているのが吸水ショーツ。
クロッチ部分が液体を吸収するアイテムですが、「濡れたパンツを履いていて気持ち悪くない?」「衛生面が不安」「臭いは気にならないの?」など、不安に思うことも多いはず。
そこで今回は、実際に生理期間に吸水ショーツを愛用している私が、吸水ショーツに関する疑問にお答えしていきます!
使ってみてわかったメリット・デメリットについてもお話しします。
吸水ショーツとは?生理中に履いてもいいの?
吸水ショーツとは、文字通り「水を吸うパンツ」のことをいいます。
クロッチ部分の布が厚くなっていて水を吸いやすいほか、吸った水が表に出てこないのがメリット。軽い尿漏れや不正出血があるときに着用しても、洋服まで汚れてしまう心配がほとんどありません。
そのため吸水ショーツは生理中に使う人が多く、新しいフェムテック商品(女性の体の課題をテクノロジーで解決する商品)として話題になっています。
しかし、薬機法や生理処理用品製造販売承認基準の都合上、吸水ショーツはまだ生理用品として認められていません。吸水ショーツはあくまで水を吸うものであり、完全にナプキンやタンポンの代わりになるわけではないと念頭に置いておきましょう。
【感想】生理期間中に履いてみた!吸水ショーツ体験レポ
法律上では生理用品ではないといいつつも、生理中に使用している人が多い吸水ショーツ。
「濡れたパンツを履き続けるのは気持ち悪い」「実際、どんな感じなの?」といった疑問から、使うのに抵抗がある人もいるのではないでしょうか。
ここからは、いろいろな吸水ショーツを履いたことのある私が生理期間に着用した時の体験談をお話しします。
1日目の感想:吸水ショーツへの違和感よりも腹痛が勝つ
まずは1日目。「そろそろ生理が来そうだな」と思ったら事前に吸水ショーツを履いていることもあります。
日中に「生理が来た気がする」とヒヤヒヤするのも、突然来た生理で下着が汚れるのも嫌なので、吸水ショーツは生理前の強い味方ともいえます。
1日目はそこまで経血の量が多くないため、ムレや濡れた感覚はほとんど感じませんでした。ナプキンによるゴワゴワ感もなく、ただ腹痛と戦うだけの1日に…。
お風呂に入るタイミングで下着を履き替えて、1日目は終了です。
2日目の感想:すぐに漏れそうになって気持ち悪い…。ナプキンとの併用が必須
生理が特に重いといわれる2日目。
夜寝ている間は「この下着は汚れても大丈夫」という安心感があったからか、紙ナプキンをして寝る時よりも不快感はありませんでした。しかし、問題だったのは朝起きてトイレに行った時。
吸水ショーツを履き直そうとした時、クロッチ部分が濡れていてひんやりとしているのを感じました。
この感覚が、本当に気持ち悪いんです!
すぐに新しい吸水ショーツに変えて午前中を過ごしました。
ですが、生理2日目の経血量を侮ってはいけません。お昼頃には吸水ショーツが限界を迎えたのか、座る時にジュワッと液体が出てくるような感覚が……。
さらに、普通に過ごしているだけで経血のニオイも気になってきました。このペースだと1日で3〜4回履き替えないといけなくなる!と気づき、次からは吸水ショーツにナプキンを付けることに。
結論、生理2日目の日中はナプキンを使い、「後は家に帰るだけ」「2時間くらいしたらお風呂に入る」というタイミングで吸水ショーツのみで過ごすのが得策です。
3日目の感想:経血量によってはナプキンと併用するのがベター
3日目は2日目の教訓を活かして、朝トイレに行くタイミングで新しい吸水ショーツに履き替えました。
そして、日中はナプキンを使用して過ごすことに。
2日目よりは少ないものの、そこそこ高頻度でナプキンを変える必要があるため、3日目も吸水ショーツだけで1日過ごすのは避けるのがベターです。
ナプキンと併用したお陰で、3日目は快適に過ごせました!
4日目の感想:長時間履いていてもほとんど気持ち悪くない
4日目はだいぶ経血の量が落ち着いたので、午前中はナプキン、午後からは吸水ショーツのみで過ごしました。
吸水ショーツだけでも、トイレに行って履きなおすタイミングでひんやり感じることはほとんどありません。
5日目以降の感想:長時間履いていても不快感なし
5日目以降はナプキンを使うのがもったいないぐらいの経血量なので、朝から吸水ショーツのみで過ごしてみました。
2,3日目にありがちな「ドロッと出る感じ」がないため、もはや経血が出ているのかどうかもわかりません。笑
ショーツの中がムレたり、クロッチ部分が湿ったりすることもなく、普通のパンツを履いているようでとても快適です!
吸水ショーツのみで生理期間を乗り切るのは難しいですが、1日目と4日目以降に使うならかなり便利。
量が多い日は絶対にナプキンと併用するようにしてくださいね!
吸水ショーツの洗い方は?経血はどうやって落とす?
汚れた吸水ショーツはどうやって洗えばいいの?と疑問に思いますよね。
私も初めて吸水ショーツを履いたとき、直接洗濯機に入れていいのか悩んだ記憶があります。
吸水ショーツを洗うときは、まず手洗いをして汚れを落としましょう。ある程度汚れが落ちたら、洗濯機に入れて通常通り洗ってOK。
この時、白い服と一緒に洗濯しないよう注意が必要です。吸水ショーツに経血がついてしまっている場合、他の服に色がついてしまう可能性があります。
また、血のニオイが残ってしまう可能性も。水道代がもったいなく感じるかもしれませんが、吸水ショーツのみを入れて洗濯機を回すのが良いでしょう。
吸水ショーツを使っていて、「とにかく面倒で気持ち悪い」と思うのは手洗いをする時です。血のニオイが苦手なので、いつも鼻息を止めて洗っています…。
吸水ショーツのメリット・デメリットは?
実際に生理中に履いてみてわかった、吸水ショーツのメリットとデメリットをご紹介します。
吸水ショーツのメリット3つ
吸水ショーツのメリットは、なんといっても生理期間に使うナプキンの量を減らせること!
1日目や4日目以降は吸水ショーツのみで過ごせる人が多く、その期間に使うナプキンが不要になるため、毎月の生理用品のコストを下げられます。
2日目・3日目などの量が多い日にナプキンと併用することで、漏れへの不安を和らげられるのもメリットです。
たとえナプキンがずれてしまっても、吸水ショーツを履いていれば服まで汚れてしまう心配はほとんどありません。
洗って繰り返し洗えるため、災害などで避難所生活が長引く際にも役立ちます!
吸水ショーツのデメリット2つ
デメリットは、とにかく洗うのが大変なこと…。
毎回手洗いをするのはなかなか手間がかかるほか、水を吸いやすい性質上、乾くのに時間がかかります。
もしサイズが合わなかった場合はクロッチ部分がうまく股にフィットせず、吸水しきれない可能性があります。
購入するときはきちんとサイズをチェックしてくださいね。
ユニクロ?GU?おすすめの吸水ショーツ4選
ここからは、おすすめの吸水ショーツを4つご紹介します。
柔らかいゴムが好印象!「COMFITS Regular 吸水ショーツ」
「COMFITS Regular 吸水ショーツ」は、1枚2,090円(税込)の吸水ショーツ。
腰まわりのゴムが柔らかく、締め付けられている感覚がほとんどないので愛用しています!
吸水量は約30mLで十分といえます。XS〜XLLまでサイズ展開が豊富なので、痩せている人も、少しぽっちゃりしている人も自分に合ったサイズを見つけやすいでしょう。
生理中も気分が上がるデザイン「PEACH JOHN スマートサニタリー」
「PEACH JOHN スマートサニタリー」は、レースをあしらった大人っぽいデザインが魅力的。
1枚2,100円(税込)で、高すぎないのも好印象です。
クロッチ部分が2層になっており、羽つきナプキンの羽をしまえる構造なのも嬉しいポイント!もし吸水ショーツとして使うのが合わなかったとしても、サニタリーショーツとして重宝するでしょう。
シームレスで軽やか「ユニクロ エアリズム吸水サニタリーショーツ」
「ユニクロ エアリズム吸水サニタリーショーツ」は、1,990円(税込)で購入できます。
エアリズム特有のサラッとした生地が特徴で、液体によるムレを緩和してくれる印象。
薄くて柔らかい素材ですが、30〜40mL吸水してくれます。
安さが魅力。お試しするなら「GU トリプルガードショーツ」
「とりあえず吸水ショーツを試してみたい」という人には、「GU トリプルガードショーツ」がおすすめ。
上記のURLの商品だと、1枚1,490円(税込)で購入できます!(※2023年8月現在)
吸水量は15〜20mLと少なめなので、生理の初め・終わりかけの頃にお試しで使ってみてはいかがでしょうか?
吸水ショーツで少しでも快適な生理期間を過ごそう
いかがでしたか?
今回は、生理期間に役立つ吸水ショーツについてお話ししました。
生理用品は使い捨ての紙ナプキンを使うのが一般的ですが、コストを下げたい人やナプキンのゴワゴワ感が苦手な人はぜひ吸水ショーツに挑戦してみてくださいね。