大きく歯を動かすときや、ガミースマイルの治療をするときに使う「アンカースクリュー」。
歯茎や顎にネジを入れると聞くと、「痛みはどれくらい?」「怖い!」と思う人が多いのではないでしょうか?
抜くときは基本的に麻酔をしないので、除去する時も緊張しますよね。
そこで今回は、実際に歯列矯正中にアンカースクリューを入れていた私が、埋入から除去までの体験談をお話しします!
除去してからは口の中がスッキリして気持ち良いですよ♪
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アンカースクリューを埋入するタイミングは?いつからつける?
アンカースクリューは骨に埋め込むため、骨が安定する16歳以降につけるのが良いとされています。
16歳以上の場合、ある程度歯並びが揃ってから埋入するのが通例。
私の場合、歯列矯正を始めてから5ヶ月後に入れました。
抜歯後の隙間がなくなるのを待ってから埋入したようです。
歯列矯正の方向性や進み具合によって入れるタイミングが異なるので、気になる場合は担当の先生に聞いてみてくださいね。
アンカースクリュー埋入時の痛みは?
アンカースクリューを使って歯列矯正をするにあたり、まず気になるのが埋入時の痛みですよね。
アンカースクリューを入れるときは、少量の麻酔を使います。
麻酔が効いてしまえば強い痛みはなく、アンカースクリューを刺し込む圧迫感とむずがゆいような違和感があるのみ。埋入自体は数分で終わります。
私はどうしても痛かったので、麻酔を追加してもらいました。
埋入する場所を少しずらしてもらったら痛みがやわらいだため、痛い時は必ず伝えるようにしましょう!
施術後には抗生剤と痛み止め(ロキソニン)を受け取りました。
麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでおくのがおすすめです。
アンカースクリューを埋入したあとの痛み
埋入後の痛みは個人差があります。
「強い痛みは感じなかった」
「少し歯茎に違和感がある程度」
という人もいれば、
「歯茎が痛くて喋るのが辛い」
「食べ物を咀嚼するときにかなり痛む」
という人も。
私は2回(合計3箇所)埋入し、1回目は強い痛みを感じましたが、2回目は痛みが長引くことなくあっさり終わった記憶があります。
かなり個人差があるので、傷まないことを祈ることしかできません…。
私は痛みが強いときは食事ができず、水・お茶やプロテインなどの飲み物で空腹を凌いでいました。
アンカースクリューが歯茎に埋まったらどうする?
アンカースクリューは、体にとって「異物」です。
体が異物を排除しようとした結果、アンカースクリューが歯茎の肉に埋まってしまうことがあります。
私も一度埋まってしまいました…。
もしアンカースクリューが埋まってしまったら、通っている病院に連絡をしましょう。
歯茎からアンカースクリューを取り出す治療をしてもらい、歯茎の炎症が治ったら再度埋入してもらえます。
埋まらないようにするには、こまめに歯を磨いて口の中を清潔に保つことが大切です!
アンカースクリューの除去は麻酔なし?痛みはどれくらい?
「アンカースクリューの除去は麻酔をしない」とよく言いますが、実際は塗るタイプの表面麻酔を行います。
しかし、表面麻酔で緩和できる痛みは局所麻酔(注射で入れる麻酔)と比べてわずかなもの。多少の痛みは覚悟してから除去に臨みましょう。
どうしても怖い場合は麻酔をしてもらえるはずですが、私は局所麻酔の注射の方が痛いと感じました。
また、埋入した場所によって痛みが異なることも。私の場合、2本埋入したうち1本目はキリキリとした痛みを感じましたが、2本目はほとんど痛みを感じませんでした。
1本あたり10〜20秒程度で歯茎から抜いてもらえます。
痛みよりも、ネジを回す際の気持ち悪さ・むずがゆさを感じる人もいるようです。
アンカースクリューは必要以上に怖がらなくてOK!
アンカースクリューへの理解は深まりましたか?
アンカースクリューが埋まったときの治療はかなり痛みを感じますが、それさえなければアンカースクリューは怖いものではありません。
多かれ少なかれリスクのあるものですが、私はガミースマイルのまま過ごすのが嫌だったので頑張りました!
すでにアンカースクリューを除去した今、痛みに耐えて治療してよかったと思っています。
アンカースクリュー治療を考えている人や、埋入・除去を控えている人の参考になったら嬉しいです!