「歯列矯正をすると痩せる」という噂を聞いたことはありませんか?
しかし、「一体どういう原理で痩せるの?」「どれくらい痩せた?」などの疑問があり、半信半疑の人がほとんどのはず。
そこで今回は、歯列矯正をしてから痩せたことのある私が、歯列矯正によるダイエット効果について深掘りしていきます!
私の場合は、食欲がなくなって3か月で5kg痩せました!
歯列矯正とは?どんな効果があるの?
歯列矯正とは、歯並び・噛み合わせの悪さが原因の悩みやトラブルを解消すること。
- ガタガタの歯並びがコンプレックスでうまく笑えない
- 歯並びが悪くて歯を磨きづらく、すぐに虫歯になってしまう
- 口元が出ており、横顔を見られたくない
このような悩みのある人が、歯列矯正の主な患者さんです。
治療法は大きく分けて「ブラケット(表側矯正)」「裏側矯正」「マウスピース(インビザライン)」の3つ。
ブラケット・裏側矯正は歯に器具をつける一方、マウスピースは取り外し可能で見た目への影響が少ないことから人気が高まっています。
治療法によって料金・矯正期間は異なりますが、最終的に綺麗な歯並びを手に入れられることは同じです。
歯列矯正中に痩せる理由
歯列矯正は歯並びや噛み合わせを治し、咀嚼しやすく歯を整える効果があるとわかりました。
では、どうして「歯列矯正をしたら痩せる」なんて噂が出てきたのでしょうか?
私自身も歯列矯正を始めて一気に痩せたので、その理由について考えてみました。
痩せる理由1. 食べるのが辛くなる
歯列矯正中に痩せる理由として最も挙げられるのが、「痛みによって食べるのが辛くなる」こと。
歯が動いていく過程で、プロスタグランジンE2という物質が分泌されます。このプロスタグランジンE2が痛みの原因。身長が伸びるときの成長痛のような感じで、むずがゆい痛みに3日ほど襲われます。
矯正器具をつけた次の日、食パンを食べようとして痛みに悶えたことを忘れません…。
また、ブラケットをつけている人や、裏側矯正をしている人は、器具が舌や頬の内側に当たって痛みを感じることも。それによって口内炎ができるケースもあり、モグモグと口を動かす際にチクッとした痛みを感じます。
歯列矯正中は、上記のような痛みが原因で食べるのが辛くなってしまうのです。
私はブラケットをつけていたので、「食欲はあるけど、痛いから食べたくない」という状況がかなり続きました。
痩せる理由2. 間食が減る
次に考えられる歯列矯正中に痩せる理由は、「間食が減る」ということ。
歯列矯正中は虫歯ができやすく、なにかを食べるたびに歯磨きをするよう指導されます。
マウスピース矯正であれば簡単に歯を磨けますが、ブラケット・裏側矯正をしている場合、通常の歯磨きに加えて歯間ブラシを使ったり、小さな歯ブラシでブラケットの周りを磨いたり…とかなり手間がかかるのがネック。
単純に虫歯予防でお菓子を控える人もいますが、歯磨きの回数を増やさないために間食を控えるようになるというのも痩せる理由でしょう。
私の周りで歯列矯正をしていた人は、「歯を磨くのが面倒だから間食を控えている」と口を揃えて言っていました。
痩せる理由3. 消化に良いものが主食になる
ひとつ目の痩せる理由と関連して、痛みの強さから消化に良いものを食べるようになります。
おかゆ・雑炊・リゾット・ゼリー・プリン・ヨーグルトなど、噛まずに丸呑みできるものでないと、痛みが強くて食事を進められないのです。
矯正前に油っこく、消化に時間がかかるものばかりを食べていた場合、食生活が変わって痩せる可能性があります。
歯列矯正後に痩せるケースもあり
痩せる人が多いのは「歯列矯正中」ですが、場合によっては「歯列矯正後」に痩せる人もいるよう。
噛み合わせがよくなって咀嚼の回数が増え、矯正前よりも少ない食事量で満足できるようになるのが痩せる理由です。
もともとの歯並びが悪い場合は、矯正器具を外したあとにも希望が持てそうですね!
歯列矯正中に痩せたい人向けの食べ物リスト
歯列矯正中は痛みが強く、ゼリーやプリン、ケーキなどの甘くてやわらかいものを食べてしまいがち。
いくら痛みで食事量が減るとしても、カロリーの高いものばかりを食べていてはダイエットにはなりません。
私は歯列矯正を利用してガッツリ痩せたかったので、以下のものを積極的に食べていました!
- おかゆ
- オートミール
- ゆで卵
- ほぐしたサラダチキン
- 豆腐
- ヨーグルト(オイコス)
- カロリー0の寒天ゼリー
- わかめや卵が入ったスープ
具体的な1日の食事内容は、「朝:ゆで卵とヨーグルト、昼:サラダチキンとスープ、夜:おかゆ」。歯列矯正を始めた頃は本当に食べるのが苦痛で、明らかに1日の摂取カロリーが足りていませんでした。
痛みが強かったので少ない食事量でも耐えられましたが、食欲があるなら絶対にもっと食べた方がいいです!(笑)
矯正の調整を重ねていくうちに、痛みを感じなくなっていったので少しずつ食事量を戻しました。
食事量を戻すと体型が元に戻ってしまうので、私は運動(ダンス)をして体型維持をしています♪
歯列矯正をするなら、ちゃっかりダイエットも成功させよう!
いかがでしたか?
今回は、歯列矯正にダイエット効果があるのかないのかお話をしました。
歯列矯正をするだけで痩せるとはいえませんが、食事の量や内容が変わることで痩せる人は多くいます。
歯列矯正をする予定のある人や、歯列矯正中の人は、食事内容や運動量を見直してダイエットの成功を目指してみてはいかがでしょうか?