パーソナルカラー診断をするための基礎知識として役に立つ、色彩技能パーソナルカラー検定。
モジュール1(初級)からモジュール3(上級)までありますが、
「どれから受ければいいの?」
「モジュール1と2を併願すると大変?難易度は?」
など、疑問思うことが多いですよね。
今回は、モジュール1と2を併願して合格した私が、色彩技能パーソナルカラー検定の難易度や勉強方法を解説します!
色彩技能パーソナルカラー検定とは?
色彩技能パーソナルカラー検定は、2004年から始まった色を見分ける訓練を行う検定試験です。
なんとなくでイエベ・ブルベなどと判断するのではなく、表色系や顔の変化によって客観的かつ論理的に色やパーソナルカラーを判断できるようになります。
モジュール1から3までの3つのグレードに分かれており、飛び級はできないためモジュール1から順番に受験が必要。モジュール1と2は併願可能で、どの級も近所のテストセンターで受験できます。
受験料 | 受験時期 | 試験時間 | |
モジュール1(初級) | ¥7,700(税込) | 夏期:7月 冬期:12月 | 60分 |
モジュール2(中級) | ¥8,800(税込) | 夏期:7月 冬期:12月 | 70分 |
モジュール3(上級) | ¥12,100(税込) | 夏期:10月 冬期:3月 | 60分 |
色彩技能パーソナルカラー検定の難易度・合格率
色彩技能パーソナルカラ検定の合格ラインと合格率を見てみましょう。
合格ライン | 合格率 | |
モジュール1 | 満点の70%前後 | 70〜80% |
モジュール2 | 満点の70%前後 | 50〜60% |
モジュール3 | 満点の70%前後 | 80〜90% |
併願する人が多いからか、モジュール1よりも2の方が合格率が低くなっています。
しかし、上級であるモジュール3は8割以上の人が合格しているよう。モジュール3まで取得する人は意欲が高いほか、他の級と併願できないというのも合格率を上げる要因だと考えました。
- 単願なら難易度は普通程度
- モジュール1・2を併願するのはやや難易度が高い
といえそうです。
色彩技能パーソナルカラー検定は独学で合格できる!
色彩技能パーソナルカラー検定の合格を目指す、優良の講座やセミナーもあります。
しかし、日程が合わない・そこまでお金をかけられないなど、人によっては独学を選ぶ人もいるでしょう。
結論から言うと、色彩技能パーソナルカラー検定は独学でも合格できます。
私自身も独学で3週間ほど勉強して合格できました!
しかし、独学だと少し難易度が上がることは覚悟しておきましょう。
公式の練習問題や過去問だと、解説がかなり端的で理解するのに時間がかかります。
また、色盲(色を識別しにくい状態)だと、細かい色の違いがわからず苦労することも。
知識の丸暗記で合格できる試験ではないので、「独学でも合格できるけど大変」だと覚えておいてくださいね。
色彩技能パーソナルカラー検定の勉強方法
私が色彩技能パーソナルカラー検定モジュール1・2に合格したときの勉強法をご紹介します。
勉強したのは約3週間で、当時は働いていなかったので1日5時間ほど勉強していました。
働きながら資格を取るなら、試験の1か月以上前から取り組みましょう!
公式テキスト・過去問・配色ワークブックなどを買う
まずは、受験するモジュールの教材を揃えましょう。揃えるのは、以下の5点です。
- 公式テキスト
- 過去問
- 配色ワークブック
- PCCS新配色カード199a
- JPCA パーソナルカラー配色カード
公式テキストは、どの級もAmazonで購入できます。
公式テキスト以外は、色彩技能パーソナルカラー検定の公式HPから購入可能。
まとめて買うと安くなるので、私は「モジュール1・モジュール2併願受験教材セット<過去問付き>」¥13,475(税込)を買いました!
公式テキストを一通り読む
教材が届いたら、公式テキストを一通り読みましょう。
パーソナルカラーについての知識だけではなく、表色系・配色方法など、論理的に色を見分けるために覚えることがたくさんあります。
眼の構造や光が見える仕組みについても暗記が必要。
一通り読めば、どんな知識を身につければ良いのか把握できます。
公式テキストの練習問題を解く
テキストを一通り読んだら、練習問題を解いてみましょう。
色を比較してイエベ・ブルベに分類したり、色を見て配色パターンを当てたり、「感覚だけでは判断できない」と気付ける問題が多くあります。
私は正直この時点で心が折れそうでした(笑)
試験にどんな問題が出るかわかるので、勉強の方向性が見えてきますよ。
配色ワークブックで色彩感覚を身につける
知識問題は人によっては簡単にクリアできますが、やはり色を見分けるというのは難しいもの。
そんなときは、配色ワークブックを使って色を見分ける訓練をしてみましょう。
同系色の色をイエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬に振り分けたり、PCCS新配色カード199aでトーンごとに表色系を作ったりすることで、だんだん論理的に色を判断できるようになります。
過去問を解く
色を見分けるのに慣れてきたら、過去問を解いてみましょう。
配色ワークブックを一通りこなしていれば、半分以上は正解できるはずです。
間違った問題は解説を見たり、どうすれば正しい答えに辿り着くか自分なりに考え方をまとめたりすると効果的です。
解説があまり充実していないのが残念なところですが、テキストを読み込んで理解を深めるきっかけになります!
公式テキスト・配色ワークブック・過去問を繰り返し解く
試験の日まで、公式テキストの練習問題・配色ワークブック・過去問を繰り返し解いていきましょう。
だんだん自分の苦手分野がわかってくるため、間違えるたびに公式テキストを読み直すのが大切です。
私はイエベ春の紺色とブルベ冬の紺色を見分けるのがすごく苦手でした…。
知識を問われる問題はあまり出ませんが、暇な時にテキストを読んだり、ノートにまとめたりするのがおすすめですよ。
色彩技能パーソナルカラー検定の取得が向いている人の特徴
色彩技能パーソナルカラー検定の取得が向いているのは、以下のような人です。
- パーソナルカラーを活かしてメイクやファッションを楽しみたい
- 自分のパーソナルカラーと好きな色が違うため困っている
- パーソナルカラーがどうやって判断されるのか興味がある
色彩技能パーソナルカラー検定を取得しても、パーソナルカラー診断はできません。パーソナルカラー診断をするには、モジュール3まで取得したうえで20万円以上する講座を受ける必要があります。
しかし、数万円でパーソナルカラーの基礎知識を身につけられるのは大きなメリット。
「パーソナルカラー診断をしたいわけではないけれど、日常生活に役立つレベルの知識が欲しい」という人に向いています。
私はブログでパーソナルカラーについて発信したくて取得しました!
色彩技能パーソナルカラー検定で色を論理的に判断!
いかがでしたか?
今回は、色彩技能パーソナルカラー検定をご紹介しました。
個人的には、色彩センスがないので論理的に「相性のいい色」「統一感のある配色」などを学べたのが良かったです。
パーソナルカラーについての基礎知識を身につけたい人にとてもおすすめなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。