みなさん、紫外線対策はしていますか?
日焼け止めを塗るだけではなく、日傘・帽子・スキンケアなど、紫外線対策方法はさまざま。
「どんな対策をしたら良いのかわからない!」という人もいるでしょう。
そこで今回は、コスメコンシェルジュ&化粧品成分上級スペシャリストの私が、紫外線対策方法とおすすめの紫外線対策グッズをご紹介します!
エイジングケアが気になっている人には、とくに知ってほしい情報ばかりです!
紫外線を浴びると肌にどんな影響が出るの?
紫外線は「UV-B波」と「UV-A波」の2種類があります。
「UV-B波」は肌が赤くなったり、将来のシミの原因になる紫外線。肌の表皮(厚さ0.2mm)までしか届かないため肌へのダメージが目に見えやすいのが特徴です。
「UV-A波」は表皮の下にある真皮という部分まで届き、肌のハリ・弾力を保つ組織にダメージを与えます。目に見えるダメージは少ないものの、将来のシミ・シワの原因になるため注意が必要です。
また、紫外線を浴びすぎると火傷と同じような状態になり、肌がカラカラに乾いてしまうのも避けたいところ。
紫外線は肌の色を変えてしまうだけではなく、いろいろなダメージを与えているのです。
紫外線対策はいつから始めるべき?
紫外線対策は、1年中やりましょう!
もし今やっていないなら、今すぐ始めてください。
紫外線は1年中降り注いでおり、シミ・シワの原因になるUV-A波は冬でも照射量があまり減らないとわかっています。
「1年中やるのは面倒だ」という人は、3月頃から始めてみてください。
紫外線の照射量は3月頃から増えていくため、最低限3月〜10月までは日焼け止めを塗るなどしましょう。
また、雨や曇りの日でも紫外線が全く降り注がないというわけではありません。
晴れの日も雨の日も紫外線対策をするようにしてくださいね。
私は1年中日傘を差しています。
紫外線対策グッズ1. マスクは「濃い色」一択
コロナ禍でマスクをする日常が続いていますが、マスクに紫外線カット効果はないとご存知ですか?
紫外線防止を謳っているマスクにはある程度の効果が期待できますが、多くのマスクは紫外線を通してしまいます。
濃い色は紫外線を吸収するため、紫外線対策を意識するなら黒やネイビーのマスクを選ぶのがベター。
あるいは、遮光100%の布を使った洗えるマスクを選ぶのも手です。
KF94タイプならメイクや日焼け止めが落ちにくい
プリーツマスクよりも、立体的なマスクの方が摩擦を防げるのでおすすめ。
リップ・ファンデーションなどのメイクだけではなく、日焼け止めが落ちてしまうのを抑えられます。
唇に当たりにくい形状なので息がしやすいのもうれしいポイントです。
韓国マスクとして有名なKF94型のマスクなら、肌に当たる面積が少ないですよ!
遮光100%!「ロサブラン フェイスマスク」¥4,180
紫外線カット効果にこだわるなら、「ロサブラン フェイスマスク」がぴったり。
ロサブランは遮光100%の日傘が有名なブランドですが、遮光100%の布を使ったフェイスマスクも販売しています。
繰り返し使えるので毎日使い捨てのマスクを使うよりも経済的ですね。
紫外線対策グッズ2. 日焼け止めは「安いものをたっぷりこまめに塗る」
紫外線対策グッズとしてまず思い浮かべるのが、「日焼け止め」ではないでしょうか。
日焼け止めはプチプラからデパコスの1万円以上するものまで、かなり価格がピンキリです。
では、高い日焼け止めを少しずつ使うのと、安い日焼け止めをたっぷり塗るのでは、どちらが紫外線対策に良いのでしょうか?
答えは、「安い日焼け止めをたっぷり塗る」ほうです!
SPF50+・PA++++の日焼け止めでも、塗る量が少ないと日焼け防止効果が十分に発揮されません。
顔を擦るとファンデーションなどのメイクが落ちるのと同じように、日焼け止めは摩擦で落ちてしまいます。
そのため、こまめに塗り直すことも紫外線対策に大切なポイントです。
美白有効成分配合!「オルビス リンクルブライトUVプロテクター」¥3,850
オルビスの日焼け止めは私の愛用品で、3本以上リピートしています!
まず、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐほか、シワ改善効果も期待できる「ナイアシンアミド」を有効成分として含んでいるのがおすすめポイント。
こっくりとしたクリーム状のテクスチャで肌に密着しやすく、白浮きしにくいのでかなり使いやすい印象です。
安くてたっぷり!「紫外線予報 さらさらUVジェル」¥1,760
伸びの良いテクスチャとコストの低さを重視するなら、「紫外線予報 さらさらUVジェル」を選びましょう。
250gの大容量で¥1,760(税込)で、値段を気にせずたっぷりと塗れます。
SPF30・PA+++と高すぎないため、日常的に使えるのもうれしいところ。
海に行ったり、屋外でスポーツをしたりするときはもう少し紫外線カット効果が高いものを使ってくださいね。
紫外線対策グッズ3. 日傘やサングラスで紫外線を「物理的に」カット
日焼け止めはたっぷり塗らないと十分な効果を発揮できない、と先ほどお話しました。
しかし、なかには白浮きが嫌だったり、コストが気になってたっぷり塗れないという人もいるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、日傘・サングラス・帽子・アームカバーなどの物理的に紫外線をカットしてくれるアイテムです!
物理的に紫外線をカットするアイテムは、真夏の日差しによる”ジリジリ焼かれている感”も軽減してくれます。ただし、紫外線は色々な場所から反射してくるので必ず日焼け止めと併用するようにしてくださいね。
私がよく使っているのは、晴雨兼用の日傘です。
突然の雨にも対応できるため、毎日使っています!
遮光100%かつ晴雨兼用の日傘!「UVO」¥7,700
「UVO」の日傘は、私が1年中毎日持ち歩いているお気に入りアイテム!
遮光100%の日傘というと1万円を超える高額なものが多いほか、雨の日には使えないものがほとんど。
しかし、「UVO」の日傘は晴雨兼用なので突然の雨にも対応できます。
1本¥7,700(税込)と日傘としては安い方で、お財布に優しいのも嬉しいポイントです。
直径101cmなのに折り畳むと40cmに「サンバリア100 2段折」¥13,750〜
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「サンバリア100」の日傘も100遮光で、紫外線対策にもってこい。
値段は高額ですが、直径1mを超えるサイズ感が魅力です。
紫外線はいろいろなところから反射してくるため、傘が大きければ大きいほど守られている感が増し、心強い存在に。
以前はフリルが多くついたデザインのものばかりでしたが、最近は男性でも使えるシンプルなものが増えました。
便利さ・安さは求めず、徹底的に紫外線対策をしたい!という人におすすめです。
紫外線対策グッズ4. 「美白成分配合の薬用化粧品」でスキンケア
スキンケアは、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ美白成分配合の薬用化粧品(医薬部外品)を選びましょう。
あくまで予防するものなので、紫外線を浴びてから使うのではなく、常日頃から使っておくのが吉。
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
- 4MSK
- リン酸アスコルビルMg(ビタミンC誘導体)
- プラセンタ
- カモミラET
などが主な美白有効成分です。
パッケージに「薬用」または「医薬部外品」、「有効成分」として上記の成分が記載されているかチェックしてみてくださいね。
美白・肌荒れ防止成分を配合「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」
「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」は、成分に詳しい美容家の間では有名な美白アイテム。
有効成分であるトラネキサム酸がメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
グリチルリチン酸2Kという有効成分も配合しており、肌荒れ予防効果にも期待できるのがうれしいポイント!
保湿・美白ケア・肌荒れ予防が同時に叶う、便利な化粧水です。
美白成分を2種類配合!「ちふれ 美白化粧水 W」
「ちふれ 美白化粧水 W」も、プチプラながら2つの有効成分を配合。
アルブチン・L-アスコルビン酸2-グルコシドのどちらも、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぎます。
グリチルリチン酸2K・ヒアルロン酸Naなどの保湿成分も配合しており、手のひらに吸い付くような肌に。
無香料ですがほんのり柑橘系の香りがあり、朝に使うとサッパリして気持ちいいですよ!
紫外線対策グッズ5. 水は紫外線を反射する!「体の保湿ケア」も忘れずに
夏の肌は、紫外線によってうるおいを奪われやすいもの。
水が光を反射するように、乾燥した肌よりもうるおった肌の方が紫外線の影響を受けにくいと言われています。
「冬にしかボディクリームを塗らない」という人でも、紫外線対策のために1年中全身を保湿するようにしてみてください!
体の内側からうるおいケア!「オルビス ディフェンセラ」¥3,456
粉末状の特定保健用食品(トクホ)で、肌のうるおいを逃しにくくする米胚芽由来のグルコシルセラミドという成分が入っています。
味はゆず・ピーチ・マスカットの3種類で、どれも甘酸っぱく、まるでお菓子のピュレグミのような美味しさ。
私は3種類とも飲んだとこがありますが、一番フルーツ感のあるマスカット味がお気に入りです!
肌がもっちり整う「ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング」
全身の日焼けが気になる人は、ボディクリームも美白成分が含まれているものを選びましょう。
「ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング」は、メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ美白有効成分としてL-アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC)を配合しています。
ドラッグストアで800円程度で売られており、コストが高すぎないのも魅力です。
未来の自分の肌のために、今すぐ紫外線対策を始めよう!
いかがでしたか?
今回は、おすすめの紫外線対策方法と、紫外線対策グッズについてお話しました。
10年後、20年後に若々しい肌でいられるかどうかは、今どれくらい紫外線対策をしているかにかかっています。
夏だけではなく、1年中紫外線対策グッズを使って肌を守りましょう!